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地震に備える外構工事 ~横浜市のブロック塀補助金~
2026.02.07

地震と外構の安全 ― ブロック塀を見直す理由
横浜市は、地震リスクに加えて坂道の多い地形を持つ都市です。住宅地の多くが起伏のある場所に広がっており、外構部分、とくに道路に面したブロック塀は、地震時に倒壊した場合の影響が大きい構造物の一つです。
住宅本体の耐震化は意識されやすい一方で、外構は後回しになりがちです。しかし、ブロック塀は建物とは独立した構造であるため、建物が無事でも塀だけが倒れる可能性があります。通行人や近隣住民への影響を考えると、外構の安全性も住まい全体の防災対策として重要な要素です。
横浜市内には、建築から年数が経過した住宅や、現在の基準とは異なる仕様で設けられたブロック塀が多く残っています。見た目には問題がなさそうでも、制度上は改善が望ましいと判断されるケースも少なくありません。こうした背景から、横浜市ではブロック塀の安全対策を促すための補助制度が設けられています。
横浜市の「ブロック塀等改善事業」とは
横浜市の「ブロック塀等改善事業」は、地震時に倒壊のおそれがあるブロック塀等について、撤去や改善工事を行う場合に、その費用の一部を補助する制度です。対象となるのは、一定の条件を満たす危険性の高い塀で、専門的な確認を踏まえた改善工事が前提となります。
補助の対象となる工事内容や補助金額、補助率、申請条件などは、年度ごとに定められており、詳細は横浜市の公式ページで案内されています。制度の概要や最新情報は、以下のページで確認することができます。
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/bosai/blockbei/blockbei.html
なお、この補助金事業は常時募集されているわけではなく、年度や予算の状況により募集期間が限定されています。時期によっては「現在は募集していない」状態となるため、検討の際は最新の募集状況を必ず確認することが重要です。
補助対象は、除却・新設のさまざまなパターンが含まれており、施工業者は横浜市内に本社のある事業者から選定する必要があります。
下図は、補助対象工事のイメージ図です。過去年度、補助額の上限は50万円となっています。

出典:横浜市「ブロック塀等改善事業 補助対象工事イメージ図」
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/kenchiku/bosai/blockbei/blockbei.html
補助金を活用する際のポイントと注意点
補助金制度は、外構の安全対策を進める上で有効な手段ですが、申請手続きには一定の準備が必要です。対象となるかどうかの判断、必要書類の作成、現況写真や計画図の整理など、一般の方にとっては分かりにくい点も多くあります。
また、工事内容が補助要件を満たしていなければ対象外となるため、「工事をすれば必ず補助が受けられる」というものではありません。申請前の段階で、制度の条件と工事内容を丁寧にすり合わせることが大切です。
実際には、「制度があることは知っているが、自宅が対象になるか分からない」「手続きが難しそうで進められていない」といったケースも多く見られます。こうした場合、外構工事の専門業者に早めに相談することで、制度の適用可否や進め方を整理しやすくなります。
外構工事の選択肢と補助金の考え方
ブロック塀の改善には、単純な撤去や積み替えだけでなく、安全性の高いフェンスへの変更や、外構全体の再構成といった選択肢もあります。補助金の対象となるかどうかは工事内容によって異なるため、制度に合わせて計画を調整する視点も必要です。
一方で、補助金の有無だけで工事内容を決めるのではなく、敷地条件や将来的なメンテナンス、周辺環境との関係を含めて検討することが、結果的に後悔の少ない選択につながります。補助制度はあくまで支援策の一つとして捉え、住まい全体の安全性を高める計画を立てることが重要です。
株式会社 C&C では、外構工事をはじめ、屋根・外壁・防水工事まで一貫して対応しています。現地調査を重視し、ブロック塀の状態や周辺環境を写真付きで確認しながら、分かりやすい説明を行うことを大切にしています。
早めに現状を把握し、無理のない計画を立てることが、住まいの安全性と寿命を守ることにつながります。
補助金制度の対象になるかどうか分からない場合や、申請や計画の進め方に不安がある場合でも、住まい全体の状況整理から、お気軽にご相談ください。
株式会社C&C


