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防災の日に見直したい、災害に備える外構づくりのポイント
2026.09.16
9月1日の防災の日が近づくと、防災用品の見直しや避難場所の確認をする方が増えます。
関東大震災が発生した日にちなんで制定された防災の日は、家庭での備えを見直す良いきっかけとして、毎年多くのメディアでも取り上げられています。
一方で、玄関前や庭など、住まいの外側にある外構部分の防災対策については、意外と見落とされがちです。
台風や地震が起きたとき、避難経路として使われるのは室内だけでなく、玄関から道路までの外構部分でもあります。
また、9月は台風の発生数が増えやすい時期でもあり、強風や大雨への備えを見直すよい機会にもなります。
防災の日と台風シーズンが重なるこの時期は、地震と風水害の両方を意識した対策を考えるのに適したタイミングといえます。
この記事では、防災の視点から見直したい外構のポイントについて、分かりやすく解説します。
新築やリフォームを検討している方はもちろん、今のお住まいの防災対策を見直したい方にも役立つ内容です。
年に一度、防災の日をきっかけに外構をチェックする習慣をつけておくことで、いざというときの被害を抑えやすくなります。
なお、この記事では断定的な表現は避け、考え方や確認しておきたい視点を中心にお伝えします。

第1章 災害時に外構が果たす役割


災害時、外構は避難のための通り道になるだけでなく、風で飛んでくる物や倒れてくる物から身を守る役割も担っています。
また、外構の設備が破損してしまうと、その後の生活再建にも時間がかかってしまうことがあり、事前の備えが暮らし全体の安心につながります。
普段は意識しにくい部分だからこそ、あらためて見直すきっかけを持つことが大切です。
室内の防災対策に比べて、外構の防災対策は情報として目にする機会が少なく、後回しになりやすい傾向もあります。

避難経路としての外構


玄関から道路までのアプローチが、災害時の避難経路として使われることになります。
段差や物が置かれている状態だと、暗い中や慌てているときに転倒のリスクが高まります。
門扉の幅やアプローチの幅が狭いと、車椅子やベビーカーでの避難がしにくくなることもあります。
高齢のご家族がいる場合は、手すりの有無や段差の状況もあわせて確認しておくと、避難時の安心につながります。

台風・地震で起こりやすい外構トラブル


台風や地震の際に起こりやすい外構のトラブルには、次のようなものがあります。
ブロック塀の倒壊やひび割れ
カーポートの屋根材が飛散する
物置や植木鉢が強風で飛ばされる
フェンスや門扉が破損する
これらは事前の点検や対策によって、被害を抑えられる可能性があります。
特にブロック塀は、外から見えにくい内部のひび割れや鉄筋の劣化が進んでいる場合もあり、注意が必要です。

早めの見直しのメリット


災害が起きる前に外構の状態を確認しておくことで、対策の選択肢を広く検討しやすくなります。
台風や地震が迫ってから慌てて対策を考えると、業者に相談する時間も限られてしまうため、余裕のある時期からの準備が安心につながります。
台風シーズンや防災の日など、決まったタイミングで見直す習慣を持つことで、劣化や不備に早く気づきやすくなります。
家族で避難経路や対策について話し合っておくことも、いざというときの安心につながります。
一度に全てを見直そうとせず、優先度の高い箇所から少しずつ対策していくという進め方も無理がなく続けやすい方法です。

第2章 外構でできる防災対策のポイント

ここでは、外構で検討されることの多い防災対策を紹介します。
主なポイントは次のとおりです。
避難経路の確保
塀・フェンスの耐震性チェック
飛来物・強風対策
非常用電源・蓄電池置き場の確保
防災用品の屋外収納スペース
断水時の備え

避難経路の確保


玄関から道路までのアプローチに物を置かないようにし、いつでも通れる状態を保つことが大切です。
段差がある場合は、夜間でも見えやすいよう、足元を照らす照明を設置しておくと安心です。
停電時にも使えるソーラー式や電池式の照明を併用しておくと、非常時でも足元を確保しやすくなります。
避難経路にあたる場所の舗装が劣化している場合は、早めに補修を検討しておくとよいでしょう。
自転車や物置など、普段何気なく置いているものが避難の妨げにならないか、あらためて配置を見直しておくことも大切です。

塀・フェンスの耐震性チェック


古いブロック塀は、劣化やひび割れによって地震の際に倒壊するリスクがあります。
塀の高さや控え壁の有無、ひび割れの状態などを定期的に確認しておくことが大切です。
建築基準法で定められた基準を満たしていない古い塀が残っているケースもあるため、築年数が古い場合は特に注意して確認しておきたいところです。
倒壊のリスクが気になる場合は、フェンスへの切り替えなど、軽量な素材への変更を検討する方法もあります。
専門家による診断を受けることで、外から見ただけでは分かりにくい内部の劣化状況も確認しやすくなります。

飛来物・強風対策


カーポートの屋根材は、経年劣化によって強風で飛散しやすくなることがあります。
物置や植木鉢など、動かせるものは強風が予想されるときに固定するか、屋内に移動させておくと安心です。
プランターや鉢植えは軽いものほど飛ばされやすいため、数を減らす、まとめて置くなど、置き方を工夫することも対策のひとつです。
フェンスや門扉のがたつきがある場合は、早めに補修しておくことで、強風時の破損を防ぎやすくなります。
物干し竿やハンガーなど、屋外に出しっぱなしになりやすいものも、台風接近時には早めに屋内へしまう習慣をつけておくと安心です。

非常用電源・蓄電池置き場の確保


停電時に備えて、蓄電池やポータブル電源を設置するご家庭が増えています。
屋外に設置する場合は、雨や直射日光を避けられる場所を確保しておくことが大切です。
気温の変化が大きい場所は機器の劣化を早める可能性があるため、風通しがよく、極端な高温にならない設置場所を選ぶとよいでしょう。
配線の経路や重量も踏まえて、無理のない設置場所を検討しておくと安心です。
太陽光パネルとあわせて蓄電池を導入するご家庭も増えており、外構計画の段階で設置スペースを見込んでおくと、後からの工事がスムーズになります。

防災用品の屋外収納スペース


水や食料、簡易トイレなどの防災用品を、庭や玄関先の物置にまとめて収納しておく方法もあります。
室内の収納スペースが限られているご家庭にとっては、屋外の物置を活用することで、必要な備蓄量を無理なく確保しやすくなります。
すぐに持ち出せるよう、避難経路の近くに収納スペースを設けておくと、いざというときに取り出しやすくなります。
家族の人数分の持ち出し袋をまとめて置いておけるスペースを確保しておくと、慌てずに行動しやすくなります。
湿気対策がされた物置を選ぶことで、長期保管する防災用品の劣化を抑えやすくなります。
定期的に中身を確認し、消費期限が近い食料や電池の交換を忘れないようにすることも、収納スペースを設ける際にあわせて意識しておきたい点です。

断水時の備え


雨水タンクを設置しておくことで、断水時にも生活用水として活用できる場合があります。
井戸がある住宅では、災害時の水の確保手段として見直されることもあります。
古い井戸をそのまま放置している場合は、水質や設備の状態を一度確認しておくと、いざというときに安心して使えるかどうかの判断がしやすくなります。
これらの設備は普段の庭の水やりにも活用できるため、日常と防災を両立させやすい対策といえます。
断水が長引いた場合を想定し、飲用水とは別に生活用水を確保しておく考え方は、災害への備えとして広がりつつあります。

第3章 季節と地域の特性を踏まえた備え


防災対策は、季節や住んでいる地域の特性に応じて、意識したいポイントが変わってきます。

台風シーズンに向けた備え


9月は台風の接近・上陸が多くなる時期であり、事前の備えが特に重要になります。
台風が近づく前に、庭やベランダの物を片付け、外構の状態を確認しておくことをおすすめします。
海老名市や座間市、相模原市、厚木市、大和市、綾瀬市など神奈川県内の内陸エリアや、東京都町田市周辺でも、台風による強風や大雨の影響を受けることがあります。
台風が接近する前には、天気予報をこまめに確認しながら、風が強くなる前に対策を終えておくことが望ましいといえます。

内陸エリアの地震・強風への備え


内陸エリアは、海に近いエリアと比べて塩害の影響は少ない一方で、台風の際の強風には変わらず注意が必要です。
地盤の状態は地域や造成の履歴によって異なるため、地震時のブロック塀の倒壊リスクなども、現地の状況を踏まえて確認しておくとよいでしょう。
丘陵地に近いエリアでは、造成による盛土と切土が混在していることもあり、地震の揺れ方に差が出る場合があるといわれています。
横浜市や川崎市など、住宅が密集したエリアでは、隣家との距離が近い分、塀やフェンスの倒壊が近隣にも影響しやすいことを意識しておきたいポイントです。
自分の敷地の対策が、結果的に近隣への被害を防ぐことにもつながるという視点も、外構の防災対策では大切な考え方です。

住宅密集地と郊外、それぞれの注意点


住宅密集地では、避難経路が限られやすく、隣家との塀や植栽が避難の妨げにならないよう配慮することが大切です。
郊外の広い敷地では、飛来物が飛んでくる範囲も広くなりやすいため、庭全体を見渡した対策が必要になります。
広い庭を持つご家庭では、遠くから飛んでくる物にも注意が必要で、敷地の隅々まで点検の目を行き届かせることが大切です。
それぞれの敷地条件に応じて、優先すべき対策を整理しておくとよいでしょう。
新興住宅地と昔からの住宅地とでは、塀やフェンスの築年数にも差があることが多く、古い設備が残っている場合は特に注意が必要です。

第4章 防災外構を進める際の進め方

外構の防災対策を検討する際は、まず家族で現状を確認することから始めると計画を立てやすくなります。

家族での避難経路の確認


実際に玄関から道路まで歩いてみて、避難経路として問題がないかを確認しておくことをおすすめします。
夜間や雨天時を想定して、照明や足元の状態も確認しておくと、より実践的な備えになります。
実際に歩いてみることで、地図や記憶だけでは気づかなかった段差や障害物に気づけることもあります。
家族それぞれが避難経路を把握しておくことも、いざというときの安心につながります。
昼間と夜間、平日と休日など、家族がそれぞれ違う場所にいる時間帯を想定して確認しておくと、より実践的な備えになります。
遠方に住む祖父母など、家族以外の人にも避難場所や連絡方法を共有しておくと、離れていても安心感を持ちやすくなります。

既存外構の点検ポイントの整理


塀やフェンス、カーポート、物置など、外構にある設備を一つずつ確認し、劣化や不備がないかを整理しておきます。
気になる箇所は写真を撮っておくと、専門家に相談する際に状況を伝えやすくなります。
設置からの年数や過去の補修履歴も記録しておくと、劣化の進み具合を判断する材料になります。
台風シーズン前など、決まったタイミングで点検する習慣をつけておくと、見落としを防ぎやすくなります。
点検した内容を簡単なメモにまとめておくことで、翌年以降の変化にも気づきやすくなります。

業者選びのポイント


防災対策の視点から外構を提案してくれる会社かどうかを確認しておくと安心です。
ブロック塀の耐震診断や、カーポートの補強など、専門的な対応ができる会社かどうかも比較のポイントになります。
現地の状況を踏まえて、優先度の高い対策から提案してくれる会社であれば、無理のない計画を立てやすくなります。
見積もりの内容だけでなく、どのような根拠でその対策を勧めているのかを丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼できる会社を見極めるポイントになります。
自社で施工まで一貫して対応できる会社であれば、点検から補修までを同じ担当者に相談しやすいという安心感もあります。

防災を意識した外構に


外構の防災対策には、避難経路の確保や塀・フェンスの耐震性チェック、飛来物対策など、さまざまな観点があります。
非常用電源の置き場や防災用品の収納スペースなど、日常の暮らしと防災を両立させる工夫も検討する価値があります。
特別な工事を伴わなくても、物の配置を見直すだけでできる対策もあり、できることから少しずつ始めるという考え方も大切です。
9月は台風シーズンの真っただ中であり、防災の日をきっかけに外構の状態を見直すには良い機会です。
季節や地域の特性を踏まえながら、優先すべき対策を整理していくことが大切です。
一度対策をして終わりにするのではなく、季節ごとや年に一度など、定期的に見直す習慣を持つことが、長く安心を保つことにつながります。
まずは家族で避難経路を確認し、既存の外構に気になる点がないか整理してみてはいかがでしょうか。
小さな気づきの積み重ねが、いざというときの被害を減らし、家族の安心を守ることにつながります。
防災の日をひとつの区切りとして、来年も同じ時期に見直す習慣をつけておくと、変化に早く気づける環境が整っていきます。
住まいの防災力は、室内の備蓄品だけでなく、外構の状態にも大きく左右されるということを、この機会にあらためて意識していただければと思います。
株式会社C&Cでは、神奈川県内での防災を意識した外構づくりについて、分かりやすいご提案を行っています。
日頃の何気ない備えが、家族の命と暮らしを守る力になります。
外構の防災対策について気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。